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素人板金で外装の凹みを直そう

2024/3/4


〜餅は餅屋?なんでもできると思ったら大間違い~

行ったことも見たこともない場所に、息子とお出かけすることを夢見る40代のおばちゃんが、自作キャンピングカーを作って行く様子を、自虐を込めながらお届けするブログです。

今回は、1年以上も見過ごしてきたボディの凹みを素人板金で修理しようと夫婦で奮闘しました。

納車後すぐの悪夢

2021年2月になけなしのへそくりをかき集め、60万円で購入した「いすゞコモバン」ですが、キャンピングカー仕様にしたかったので、スーパーロングハイルーフを選びました。

それまでの愛車、ホンダのフィットに比べると、約1メートル全長が長いコモ。

購入当初はたかだが1メートル!と思っていましたが、されど1メートルでした……。これほど全長が長くなれば運転にもいろいろ影響が出るもので、右左折時など今まで意識していなかった縁石などが気になるようになり、慎重に慎重に運転していました。

そんなある日、子どもを病院に連れて行かなくてはいけない用事があり、病院の駐車場に進入しようとハンドルを切った時に、標識のポールに車体左側面をぶつけ、そのうえ擦ってしまいました(泣)。

車内にボディがすれる音が響き渡り、息子と絶叫w

降りて確認すると、傷だらけなうえにがっつり凹んでいました。

(無残にも凹んだボディ。写真ではわかりませんが全体的にすり傷も見られます。)

見て見ぬふりは強制終了

ぶつけてしまったのはしょうがない。修理に出すと高くつくし、わたし自身は気にならないタイプなので1年以上放置していたんですが、ある日突然旦那が修理すると言い出しまして(汗)。

わたしとしては、将来全塗装したい希望がありましたので、塗れば隠れるかもしれないし(え?)「気にしないでおこう」という見て見ぬふり作戦中だったのですが、「凹んでる車に乗るのはイヤ」と言われまして……。そうなると、この車で旅行をする計画が水の泡となるので、旦那の意見を尊重して板金をしてもらうことにしました。

今回の作業もメインは旦那さんで、わたしは今回も取材と雑用係です(笑)。

作業工程は、ボディの凹んだ場所に「ちょぼ」(正式な名前がわかりませんw)を貼り付けて、その貼り付けた「ちょぼ」にハンマーと呼ばれる道具をひっかけ、スライドさせて引っ張り出すようです。

「ちょぼ」は、グルーガンでボディに貼り付けるのですが、貼り付ける場所は事前に洗って汚れを落としておきます。(汚く見えますが一応洗っていますw)

引っ付き加減が肝

二人とも初めての板金作業ですが、YouTubeの動画でしっかり予習している旦那に戸惑いは見られません。てきぱきと「ちょぼ」を貼り付けて、気が付いたらカツーンとスライドさせていました。しかし、接着が甘かったのかポーンと外れてしまって初手は失敗(苦笑)。

一度で凹みが直るのかと思っていましたが、凹み方などにもよるのか何度も同じ工程を繰り返しました。

何度も繰り返す中で、グルーの残りかすをどうやって処理すればいいのか、ボディからどうやって剥がすのかわからず、とりあえず「ちょぼ」からはガシガシ剥がして、ボディからはガスバーナーで温めて剥がしました。

炎を「ちょぼ」に直に当てると溶けてしまったりするだろうと思い、「ちょぼ」の周りのボディを温めてその熱伝導で溶かすイメージで作業しましたが、ドライヤーやヒートガンのほうが安全だと思うので、良い子はマネしないでください(汗)。

貼り付けたハンマーをスライドし、ボディから外す、という工程を繰り返し1時間ほど行い、時には車内から凹んだ所を押し出したり、大きな身体がしっとりと汗をかくほどがんばりました。

結局どうなったの?

夫婦でああでもない、こーでもないと言いながら試行錯誤しながら作業をしましたが、結果としては……。

相変わらずですwww

大きく凹んでいたのが、ちょっとはましになったと思うのですが…どうでしょうか?

おそらく、当てただけでなく引きずったために鉄が伸びてしまったと思うので、そのせいでうまく引き出せなかったのではないかと思っています。しかし、それすらも素人の勘ぐりなので、やはりこういった作業は知見のある人とするのがいいですね。

ボディの凹みを気にして作業しましたが、このあとさらに上をいく災難が降りかかるなんて……。それはまた別の話。

今回も自己責任の下で行っております。もし板金をご自身で行う際は、よく調べてから自己責任で作業してください。