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「いつかはクラウン」から「いつもクラウン」へ

2021/7/20


クラウンは、1955年に発売されたトヨタ自動車の高級乗用車です。

7代目クラウン時代の石坂浩二さんのテレビCMから、「いつかはクラウン」というキャッチフレーズが生まれました。     

高度経済成長期を共に駆け上った憧れの車、クラウン。

半世紀以上もの間続いた人気の秘密と、キャッチフレーズの魔力などに興味を持ちました。

クラウンに乗り続けて約27年のIさんにインタビュー

Iさんは、元港湾Gメン。

定年退職後、個人で輸出の斡旋や弊社の輸出顧問として活躍されており、クラウンで忙しく駆け回っておられます。

休日には奥さんとのドライブも楽しまれる愛妻家で、とても魅力的な方です。

約27年間クラウン一筋のIさんに、クラウンとの出会いや魅力などについて、いくつか質問させていただき、クラウンについて語っていただきました。

質問1:クラウンにはいつから乗られているのですか?

クラウンにはじめて乗ったのは、退職する少し前の頃。

その後、約27年ほどクラウンに乗り続けています。

はじめて乗ったクラウンは、11代目で色はクリームでした。

その後は、パールホワイトや黒、紺などに乗りました。

色へのこだわりはあまりありません。

1台のクラウンを2~3年で乗り換えていますので、今で10台目くらいでしょうか。

マイナーチェンジされるたびに乗り換えているんですよ。

仕事でもプライベートでも車で出掛けますので、約1年間で走行距離が35,000㎞になります。

質問2:クラウンに乗りたいと思われたきっかけは?

やはり、石坂浩二さんのテレビCMのイメージが強く、「いつかはクラウン」というキャッチフレーズがきっかけですね。

ボロボロのジーパン、よれよれのTシャツでベンツに乗るのが夢だったこともありました。

初めての車は、2ドアのスプリンターでしたね。

そこからの始まりで、少しずつグレードアップという流れです。

クラウンの前は、マークⅡにも乗りましたが、クラウンとの出会いが奥さんとの出会いのようで、他の車を探すことがなくなりました(笑)

質問3:クラウンの魅力はなんですか?

仕事で遠出することが多いんですが、クラウンに変えてから腰がダルくなったり痛くなったりすることが一切ありません。

最高の乗り心地です。

もうひとつ、車を運転している、操作しているって感覚がないんですよ。

一緒になって動いているという感じ!

クラウンを体の一部のように感じていて、一緒に走っている感覚が最高です。

質問4:クラウン以外に乗りたい車はありますか?

「レクサス買わへんのか?」ってよく言われます。

自分にピッタリの車があるのに、あえて他の車に乗る必要ないですよね。

クラウンを購入するときは、必ず奥さんも一緒に行きます。

いつも「ええな、これ」という一言で購入が決定!(笑)

クラウンは、仕事にもプライベートにも使える車だと思っています。

質問5:セダンクラウンがなくなるかもというニュースを聞いたのですが…

奥さんは、安全装備がしっかりと備わっている車であることが条件。

私のことを気にかけてくれているのです。

先のことは分かりませんが、その時に考えたいと思います。

Iさんの愛車を見せていただきました

↑ピカピカに磨かれたかっこいい愛車を見せていただきました^-^

最新のクラウンに社長もびっくり!

見せていただいたのは、トヨタ 現行型(15代目) クラウン ハイブリッド RS (ダークブルーマイカ)です。

同席していた車には詳しい弊社社長ですが、Iさんの愛車を食い入るようにみていました。

エンジンの小型化、足まわり、フロンガスについてなど、クラウンの優れた装備について、社長もとても楽しげに私達に説明してくれました。

1.自動車用エアコン新冷媒を搭載

自動車用エアコンの冷媒が「HFC134a」というものから「HFO1234yf」という新しい冷媒に変わろうとしています。

今まで使われていた冷媒「HFC134a」は、オゾン層に悪影響を及ぼさないものの、地球温暖化係数が高いという問題がありました。

そして、新しく研究された新媒体が「HFO1234yf」です。

フロンガスが使用されていませんので、リサイクル料に含まれているフロンガス回収費用が不要となります。

新型クラウンとカローラスポーツにいち早く搭載されました。

2.クラウンの乗り心地を左右する足まわり

クラウンの乗り心地は、まるでお部屋が動いているかのように静かだと例えられることがあります。

地面からの振動を和らげるための特別なサスペンション(いなしサスペンション)が用いられているからです。

3.ヘッドランプやテールランプなどのデザイン

ヘッドランプやテールランプは凝ったデザインになっています。

テールランプにはブラック縁取り処理も施され、ライトひとつにもこだわりが見られますね。

 おわりに

「いつかはクラウン」から後、約27年間「いつもクラウン」とともに歩んでこられたIさんにインタビューをさせていただきました。

クラウンは、私達が思っていたよりも素晴らしい車だとわかりました。

「いつかはクラウン」というキャッチフレーズが流行し、半世紀以上もの間愛され続けてきた理由にも納得です。

今後、クラウンのような魅力的な車が販売されることを楽しみにしたいですね。