車中泊は大きな車でないとできないの?
2022/2/1
女子のみなさん、軽自動車で車中泊できそうですよ~
みなさんお元気ですか?へそくりをはたいて商用バンを購入し、自分で車中泊仕様に改造しようと企んでいる40代のおばちゃんです。
今回は、”大きな車両でないと車中泊をすることができないのかな?”という疑問がわいていたところに、軽自動車をレンタルする機会がありましたので、女性目線で車中泊できそうか少し検証してみました。
きっかけはお使いのためのレンタカー
ある日、年金事務所に行くようにお使いを頼まれたのですが、愛車の商用バンは全長が約5メートル、全高も約2.3メートルと、駐車場などでの取り回しに不安があったため、ダイハツ三木東さんにお願いしてレンタカーをお借りしました。
お借りしたのは、かわいいピンクカラーのダイハツ・ムーヴです。
軽自動車の中でも比較的コンパクトで、軽ハイトワゴンと比べると車内空間は少し狭くなっています。アイドリングストップ機能がついていて燃費が良く、追い越しの時の加速も申し分ありませんでした。軽自動車ならではの小回りの良さのおかげで、駐車場での取りまわしが楽にでき運転しやすかったです。
女子ウケ間違いなしの車内設備
車中泊はその名の通り、車内で宿泊するわけですから車内設備が重要です。男性とは違って、ヘアやメイクなど何かと準備が必要な女子(かわいく、キレイにしなきゃ(笑))にとっては、ミラーがあるのとないのとでは使い勝手がぜんぜん違ってきます。その点、ムーヴは運転席と助手席にバニティミラーが装備されているので、うっかりコスメポーチにミラーを入れ忘れても朝の支度ができます。これはうれしい装備ですね。
収納も忘れてはいけない要素の一つです。
狭い車内空間では、車中泊グッズなどを置いておく場所に困ります。ムーヴはトランク部分がタイトな作りになっているので、シュラフや寝具、キャンピングチェアやテーブルなどを入れてしまえばトランクはすぐにいっぱいになります。
ですが、写真でもわかるようにムーヴの車内にはいたるところに収納があります。運転席と助手席に格納タイプのドリンクホルダーがあり、ハンドルの下にもA4サイズの物が収納できそうなストレージも。どの収納もそれほど大きくはありませんが、小分けにしたり工夫すれば車内が散らからずに済みます。
わたしなら、ダッシュボードのオープンストレージにはティッシュボックスやコスメポーチなど、万が一落下しても壊れないものを収納しようと思いました。トイレに行く時に持っていきたい物を入れてもいいかもしれないですね。
車内でリラックスできるか?
車内で重要なのは「くつろげるか?」ですよね。道の駅などでちょっとくつろぎたい時などに、運転席では人の目が気になるときがあります。
軽食を購入した時に、ひとりで運転席で食べていると人の目が気になって、なんだか恥ずかしい気持ちになるんですよね(笑)。そんな時には、後部座席に移動してくつろぎたいです。ムーヴの後部座席には、ほんの少しですがリクライニング機能がついています。
ムーヴに限らず、最近の軽自動車は後部座席がリクライニングする車種が多いのですが、この少しのリクライニングを侮ることなかれ!意外とリラックスできるんですよ。
実際に寝てみた
助手席のヘッドレストを外して限界までリクライニングさせて、後部座席と連結させました。
わたしの身長は151センチで、後部座席の背もたれに頭が付くかつかないかで寝てみましたが、ご覧のようにかかとが少し飛び出てしまいました。
しかしこれは、足元にクーラーBOXやポータブルバッテリー、収納ケースなどを配置してスペースを拡張すればクリアできる問題です。実際に車中泊をされている方々は、逆にこの空間を有効利用して収納問題を解決されています。
助手席の背もたれと後部座席のシートの間にも空間ができるので、こちらも収納スペースとして利用できます。
収納袋や圧縮袋を使用すれば、着替えやブランケットなど布製品は収納できそうです。少しの収納スペースでも活用したいですね。
デメリットも存在します
これまで良いところを中心にご紹介してきましたが、デメリットももちろん存在します。
写真からもお判りいただけるように、リクライニングしても大きな段差ができてしまいます。この段差をどうやって解消するかが、心地よい睡眠が得られるかどうかの別れ目です。
シートも少し硬いので、腰痛を患っている方はこのままだと苦しいかもしれません。インフレータブルマットなど、自分の身体に合うマットが必須だと感じました。
そのほかには、天井が低いので車内で調理するのは無理です。
もしどうしても車内で調理するのであれば、火災を起こさないようにIH調理器具など、火器を使用しない道具で行う必要があります。そもそも場所によっては、車内での調理が禁止されているところもありますので、可能かどうかの確認は怠らないようにしてください。
車中泊は楽しそう、でも危険も……。
楽しい車中泊ですが危険も伴います。
一番注意したいのは、女性のおひとり様車中泊を狙った犯罪が増えてきていることです。
サンシェードやカーテンなどで外からの視線をさえぎり、犯罪に巻き込まれないように対策を講じましょう。車中泊する場所が安全かどうか、若者のたまり場になっていないかなど、事前に口コミをネットで検索し判断する必要もあります。
トイレに行く際も、ほんの少しだから大丈夫と過信しないでこまめにドアをロックしましょう。ほんの少しの隙に犯罪者が車内に乗り込むかもしれません。
いざというときのシュミレーションはもちろんのこと、防犯ベルや、必要であれば催涙ガスなど持っていてもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
コンパクトな軽自動車でも、女性ひとりであれば車中泊車として充分使用できると感じました。軽自動車は維持費も低く抑えられ、女性だけでなく、小柄な男性にもおススメです。
デメリットもありますが、どう解消するかで自分の個性を発揮できます。どうやって狭い車内を有効活用しようかと想像力が掻き立てられ、旅プラスアルファで楽しんでいけるのではないでしょうか。
大きな車がないからできないと決めつけないで、いまある自分の車でどうすれば楽しめるかを考えることは、日頃の閉塞感を打開するきっかけにもなりそうです。
あとはマナーやルールを守って、楽しく車中泊できればいいですね。
今回お借りした車両は、ダイハツ三木東さんでお借りした中古車でした。もし車をお探しであれば、ダイハツ三木東さんに相談してみてはいかがでしょうか。
取材協力:
ダイハツ三木東
有限会社 オートギャラリークゴ
〒673-0433兵庫県三木市福井2153-4
TEL.0794-82-8865 / FAX.0794-82-9382
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