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おばちゃんだってできるもん!?ユーザー車検やってみた

2022/6/1


~事前点検編~

1年前に流行りのキャンピングカーに憧れを抱きDIYで自作しようと、なけなしのお金で1ナンバーの商用バンを購入しました。整備から始まり、快適化などの工程を経て、キャンピングカーらしい進捗がないまま車検の時がやってきました。

「この車に関するすべてのお金は自分の財布から賄う」と男らしく?息まいているので、車検費用ももちろん自腹です。そこで、少しでも安く済ませようとユーザー車検にトライすることにしましたので、その体験記をお届けします。

貨物車は肩身が狭い

街なかを走っていると、「1日車検」とか「格安車検」などの看板を見かけます。ガソリンスタンドでも車検を受けられ、車検を受ければガソリン代をリッターあたり〇円引きします!なんてところもあったりします。

プロにお願いできて安く済ますことができるならと思い、取り扱っている中古車センターさんやガソリンスタンドにお願いしましたが、貨物ということで受け付けてもらえませんでした(泣)。

どうやら、認証工場や指定工場といった区分が関係しているようです。

(やることリストを作成。手書き笑)

もちろん、貨物車でも車検を受け付けてくれる自動車工場や販売店はありますが、できる限り出費は抑えたいところです。普通車に乗っていたころは、懇意にしていたディーラーさんにお願いして6万円代と格安で車検を受けていたのですが、それも諸事情でできず……。

ならば「自分でやったろうやないの」と、ユーザー車検にトライすることになりました。しかし、旦那もやったことのないユーザー車検を、おばちゃんにできるのでしょうか?

事前点検はプロに頼ります

(リフトアップされていくデカい車体に興奮を隠しきれません( *´艸`))

ユーザー車検は書いて字のごとく、ユーザーである自分が整備点検して、陸運局へ車両を持ち込み車検を受ける行為です。しかし、わたしは普通のおばちゃんなので整備なんて自信がありません。ということで、以前オイル交換などをお願いしたことのあるガソリンスタンドに、事前点検をお願いしてみました。

貨物の車検は取り扱っていないとのことでしたが、「目視での点検のみで書類の作成はナシ」という条件で引き受けてくださり、整備士さんが各点検項目に沿って確認してくれました。愛車は20年落ちの11万キロ走行車両なので、ありがたくも車体の下部も目視で点検してくださることに。全て点検し終わり「問題なく車検は通ると思います」とのお墨付きをいただきました。

大きな声では言えませんが、料金はタダでした。

ライトはとても重要らしい

(今回お世話になった予備検査場さん)

ユーザー車検を受けられたことのある方なら共感してくれると思うのですが、とにかく些細な情報でもゲットしたいとネットサーフィンしまくりの日々でした(汗)。

もともと大好きなYoutuberさんが、ユーザー車検の模様をあげてくださっていたので、動画を再度視聴しなおしたり、ブログを探したり、ヤフーの知恵袋を見まくったりしました。

調べた情報によると、ライトの光量不足や光軸のずれによる車検の受け直しが多いようで、「車検を受ける前に予備検に行った」という方や、「ライトの点検項目で落ちたから、予備検屋さんに行って調整してもらった」という記述が多く見られました。

(陸運局の入口の確認。当日はここに来ればいいのだと自分に言い聞かせる)

「これは先にやっといたほうがいいな」と判断しまして、しかも車検当日は一人で行く予定なので、陸運局までの道のりを覚えるためにも、旦那の休みの日にまずは予備検査に行ってきました。

車にはナビがついているんですけど、ナビにだまされるんですよね(笑)。旦那いわく、「ナビのいうことを聞かないから」だそうです(爆笑)。

予備検でまごつく夫婦

(予備検査場内部。左下の青いモニターのついている機械が光軸を検知する機械です)

夫婦そろって予備検も初めてで、どう受付すればいいのかわからずまごつきましたが、受付などはなく、そのまま検査ピットに車を突っ込むと整備が開始されるという方式でした。整備士さんの指示に従っててきぱきとライトのオンオフをしていたら、どうやら光軸が大幅にずれていたようです。光軸調整は、助手席と運転席の足元に調整するための穴があり、そこに長いドライバーを差し込んで調整していらっしゃいました。

自分でもできそうに思えましたが、肝心の中心を出すことができないので専門の機械を保有する工場にお願いしたほうがよさそうです。

(陸運局でもらえる料金表。どれに当てはまるのかわかりません笑)

事前に電話で問い合わせをして、光軸調整のほかにサイドスリップと排ガスの検査もできて、セット料金で2000円とお聞きしていました。しかし当日、排ガスに関してはディーゼル車だからできないと言われましたので、光軸調整とサイドスリップの2項目の点検のみお願いして、1700円の支払いとなりました。内訳は光軸調整1000円、サイドスリップ700円です。

ちなみに、某有名メーカーのディーラーさんにお聞きしたら、光軸調整だけでも引き受けてくれるということでしたが、費用は3000円と言われました。車検費用も一応お聞きしましたが、8万円超えと言われて目が飛び出たので却下しました。

予備検査屋での注意点といえば、ディーゼルのターボ車限定だと思うのですが、検査員さんの声が聞き取りにくいということでしょうか(笑)。ターボの排気口が運転席のそばにあって、ボボボボボボボボとうるさくて全く聞きとれませんでした(´;ω;`)

この時は旦那が降車して、そばで通訳してくれていたのでなんとかこなせました。このときは……。

事前準備は整った。はず……。

(バルブ類点検作業中。車内画像でわかりにくくてすみません)

とりあえず、業者さんにお願いできるところは大体点検が終わり、あとはバルブ類の点検です。街中でも時々見かけるのですが、意外とナンバー灯が切れていたり、ブレーキランプが切れていたりする場合があるので夫婦で協力して点検しました。

このほかにも、仕切り棒の取り付けや車載荷物の撤去、荷台に敷いてあったベニヤ板の撤去などを行い、自分の知る限りの事前準備はやりつくしました。

(車検時に必要な仕切り棒。インテリアバーはこの後ちゃんと撤去しています)

以上が、わたしが車検前日までに行った主な行動です。

わからないこと、不安なところはプロにお願いして点検しました。エンジンオイルの交換は?と思われるかもしれませんが、半年ごとの交換の際に時期を少しずらしたので、一月後にオイルエレメントとともに交換する予定です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。次回の車検当日編は、あまり写真などは撮れませんでしたが、笑いあり、反省ありの珍道中になってしまいました。こちらも楽しんでお読みいただければと思います。