商用バンのドアロックの「不便さ」を解消せよ!
2021/10/30
~自分たちで集中ドアロックシステムを取り付けてみた~
キャンピングカーにあこがれつつも、資金の都合から自作で車中泊仕様車にすべく購入した商用バンでしたが、駐車時に運転席と助手席をいちいち鍵でロックしなければならないという「不便さ」にぶつかりました。今回はその不便な商用バンのドアを、DIYで解決しようと旦那が勝手に立ち上がってくれたので、その模様をリポートします。
※今回も全て自己責任で行っております。もし同じようなことをされる方は、参考程度にご覧ください。
それは急に始まりました。
普段の休みは、冬眠中のクマのように寝てばっかりの旦那が、朝からせわしなく動いています。
息子に朝ご飯を食べさせて、ほっとひと息ついていた時に、「車を集中ドアロックにしてるから」と急に旦那が宣言しました。
すでに旦那が商品を開梱し、一部のパーツを取り付けた状態で声をかけられたので、商品画像も撮れていません。
「ちょっと、いきなり始めんといてよ~」と、内心思いながらも慌てて取材開始です。
今回の作業は電装関係なので、わたしは旦那のモチベーションが下がらないための盛り上げ役とサポートに徹します。
作業内容は?
今回の作業をざっくりと説明すると、現在、鍵で開け閉めしているロックを、リモコンで遠隔操作して開閉させるために、ドアロックのノブを動かすと稼働する棒に、リモコンで指示を出した際に動く機械を取り付けます。
その機械とウィンカーと連動させて、開錠時やロック時に点滅してシグナルを出すシステムを構築するために、ハザードボタンから電源を取り配線していきます。
稼働するパーツは、ドアの内張りをはがしたら出てくる透明の防水シートを、強引にはがしてドアのすき間に設置します。ドアロックの棒と連結させる機械側の棒はやや長いので、適宜切断したり曲げたりして設置しました。
防水シートはブチルのような接着剤で止まっていて、手についたらベタベタするので取り扱いには注意が必要です。軍手は意外と邪魔かもしれません。
外したシートは、粘着力さえ落ちていなければ再びくっつけることができます。
仕上がりはスマート、それが漢
車に詳しい方は、ウィンカーと連動させるなら、ウィンカーのそばの配線から直接取ればいいのに。と思われるでしょうが、仕上がりをスマートにしたがる旦那は、一つずつテスターを突っ込んで、左右のウィンカーの電源がどこにきているのか探っていきます。
クマさん体型ですが、実にスマートな仕上がりを目指していく漢です。
どこに電気が来ているのかわかれば、分岐して結束していきます。今回はエレクトロタップで分岐させました。マイナス端子はリモコンの受信機から伸びているので、ボディーについているボルトにかまします。
パーツがないって?ないなら作ればいい
もともと旦那は、車の整備やDIYは自分でするので各種パーツを常備しているのですが、この日は運悪くクワ型端子の在庫を切らしていました。
このままではマイナス端子の配線ができないではないですか。
そこで急遽、端子をDIYして対応していましたが、DIYといってもとても簡単で、O型端子をニッパーで切断してクワ型にするだけです。
これならわたしでもできそうですが、させてもらえませんでした(チクショー)
あとは配線をきれいに取り回して、機械と接続するだけです。
文章では簡単にやりこなしているように見えるかもしれませんが、この時点でお昼になっています。息子にお昼ご飯を食べさせなきゃいけないので、わたしは一時離脱します。
作業中、息子を放置していたの?と心配されるかもしれませんが、実は後部の荷台で近所の女の子と遊びまくっていました(笑)。ちゃんと子守りもしながらの取材です。
お昼ごはん食べたら終わってた(笑)
男の人全般なのか、うちの旦那だけなのか、夢中になるとお昼ご飯を食べることも忘れて作業をし続けますよね。
息子とわたしがお昼を済ませて車に戻ってきたら、作業が終わっていました(苦笑)。
取材してるのに気を使ってよ~。そういう気遣いができないのが、旦那という漢です。
それでは動作確認してみましょう。
リモコンはピクトグラムでロックと開錠がわかるようになっていて、ボタンが2つしかないいたってシンプルな作りです。
ちゃんと作動しました。
便利は正義なのだ
息子をこども園に送り迎えしたりする際に、今までは自分が降りて、運転席を鍵でロックしてから助手席にまわり、息子をおろしてさらに助手席をロックするという行程でしたが、集中ドアロックにしたおかげでその手間が少なくなりました。
今回、サイドとリアゲートには施していないので、フロントドアのみ自動化されました。
不便なことも楽しむ性格なので、それほど苦痛を感じていなかったはずですが、便利さにはあらがえません(笑)。
めちゃくちゃ便利になりました~
他にも、家に転がっていたバックカメラの取付が完了して、自作キャンピングカー計画は、着実にローコストで下準備が進んでいます。